「全部嘘法」×「1%アクション」→人生がWant toだらけに変わる!~「100の結果を引き寄せる1%アクション」読感 その2
「100の結果を引き寄せる1%アクション」 読感 その2
「全部嘘法」×「1%アクション」→人生がWant toだらけに変わる!
前回エントリーでは、本書が語る、自分を縛る概念-「フレーム」を壊す方法を簡単に紹介させていただきました。その2書きます!
「全部嘘法」
その名の通り、どんなものも「嘘」だと考えてみる方法です。みんなが信じているようなことであっても、もしかしたら「嘘じゃないか」と考える癖をつけてみて下さい。
この癖をつけるだけで、あなたを惑わす常識という名の抵抗勢力から身を守ることができ、あなたが誤った世界観へ導かれるのを防げます。
前回エントリーのツイッターでもありますが、私はこの「全部嘘法」は「一人ディベート」に似ているなと思うのです。
※「一人ディベート」は田村洋一さんに教えていただきました。
http://kokucheese.com/event/index/67141/
一人ディベートとは簡単に言いますと、「紙の上の議論のみに基づいて、「肯定」「否定」の立場に自分をコミットし、仮説をより確からしく組立て、ジャッジすることです。
これを「全部嘘法」で応用すると
「○○したい」
「○○するには○○が必要だ」
「○○するには能力がない」
という躊躇や疑問に対して「それは本当なのか?」「なぜ?」「それがどうした?」「それがなぜ圧倒的なインパクトなの?」と徹底的に一人で紙の上で議論する。
何かに迷っているときや、どちらにするか決めかねているときに自分で議論して決断していくわけです。これで、自分も持つ価値観や躊躇する理由がある程度わかります。
論題
肯定論 否定論
・ ・
・ ・
・ ・
・ ・
情報、データ、事実、仮説による一人議論
↓
ジャッジ
一人ディベートは判定に至るまでの「自分の価値観をあぶりだすこと」「現時点で確からしい合理的な意思決定」にものすごく役に立ちます。
これをやってみるとわかりますが、肯定や反論の対論のほとんどが「仮説」の場合が多かったのです。つまり、事実ではないことや根拠のない情報で迷っていることがわかります。日常生活で情報を鵜呑みにしていると自分の価値観すら確かなのか、合理的なのかあやしいですね。
これが思い込みという「幻想」を破ることなのかなと考えております。
親、社会、メディア、教育などであり、自分では気がつかない意識において大きな影響を与え続けられる。それが、自動的にパターン化されて、しっかり観察しないと思考停止の操り人形のようになってしまう。自分の人生を生きるために、「コントロールされる自分」から「コントロール出来る自分」でいられるために、自分で物事をしっかり吟味して「やりたいこと」を行動していこうというのが本書の提案だと思います。
その行動編が「1%アクション」です。
「究極の嘘」。それは、「あなたが本当にやりたいこと」に対する嘘です。「あなたのやりたいことは何ですか?」と質問をすると、ほとんどの人が嘘を言うのです。自分が嘘をついていることさえ自覚しないで。
あなたが本当にやりたいことは何ですか?正直に答えてください。かなりの確率で、あなたは嘘をつきます。やりたくもないことを、やりたいこととして答える可能性があるのです。信じられないかもしれませんが、残念ながら事実です。
それは 、「~すべき」という考え方から来ています。
人は他人の価値観を押しつけられ、それに従って生きているとき、最もストレスを感じます。現代を生きるほとんどの人が、他人が作った価値観に従って生き、ストレスを感じながら生活をしています。
私たちは常に他人の価値観を洪水のように浴びています。メディアが発達すればするほど、その頻度と量は増えるばかりです。
「~をすると幸せ」「~を持つと成功者」「~できないと負け犬」「~がないと不幸」「~だと恥ずかしい」というように、他人が勝手に作った価値観が私たちの心の中にどんどん侵入してきます。ほとんどの人が、無防備に心を開いているため。気付いたときには他人の価値観を無批判に受け入れてしまっていて、それが自分の価値観だと勘違いして生きています。
新フレーム創造の原則:新しい行動を起こすと、それにふさわしいフレームが生まれる。
この法則を用い、あなたをゆっくりと、そして決定的に変化させてしまう方法を紹介しましょう。それは「1%アクション」という方法です。
1%アクションの3つのルール
1、自分が好きなことを毎日やる。
2、毎日少しづつ、前日よりも進み、新しいことにチャレンジする。
3、毎日記録する。
意外に1でつまずく人が多いのも事実です。なぜつまづくと思いますか?
それは、最初の第一歩が踏み出せないからです。やりたいことが分かっても、なぜか考えすぎて第一歩が出ないのです。それも無理はありません。これまで「~すべき」フレームで生きてきたのですから。「やっても失望するだけだ」と頭の中で悪魔のようにささやくのです。
もしこの悪魔のささやきに負けて、何も行動しなかったらどうなるでしょうか?
そうです。「何も行動しない」という行動によって、「やっても失望するだけ」という悪魔のフレームを強化し、ますますそう考えるようになるのです。
だから、最初の一歩は、何も考えず、「えい!」と動けばいいのです。少しでも動けば、その行動によって「~したい」フレームが強化され、ますます「~したい」と思うようになります。
「思うから行動するのではなく、行動するから思うのだ」ということを忘れないでください。
決断後に、「感情」や「直感」に反する時にその都度、
『全部嘘法』で観察して自分を縛る「フレーム」にヒビを入れて壊していく!
『1%アクション』で少しずつでも行動して新しいフレームを創造していく!
ですからボケーっとしているとこれは難しいですねw。いつも瞑想状態になるくらいの注意と集中力が必要ですね。
これ後半の一部です。上記を深く掘り下げた解説やセルフイメージについて重要な示唆もあり重厚な内容の本です。
私自身、理解不足、注意不足で、本書の読書会でも的はずれな質問をして恥ずかしい思いをしましたがw立ち止まって再読する機会ができて良かったです。
役立つ本は何回も読まないとダメですね。カバーとって持ち歩くようにしました。カバーとっても本書はかっこいいです。
5/7 自分で読んでてイミフな文章なので若干編集しました(^_^;)
以下は、エントリーに関する仏教記事
「ブッダの智慧で答えます」(Q&A)
意欲と行動/能動と受動
パティパダー巻頭法話
「心は癖で行動する」 ~心に良い習慣をつけないと自由になれません~